· 

新自由主義の向こう側…(第7話)

三平方の定理を使って…

問題(中学生が高校入試でやらされるような問題)

 

(1)座標平面上の2点、A(-3, 2)とB(3, 10)の距離は?

 

(2)一辺が2cmの立方体の対角線の長さは?

 

 

問題解説(その1)

 

 極めて悪質な社会の入口が此処になる。正確には、この国の場合は、「社会」とは、謂わず、『世間』になる。

このような、以下に述べる様なシステムは今後も続く…

 

「中学生の皆さんへ…問題の意味が理解できて、答えが求められたとしても…その高校の合格は保障されない。

通常は、問題の意味が理解できて…先ず、評価され、その次に、答えを得るまでのプロセスに応じて評価され、最後に

正確な答えが求められたで、評価される。だけど、そのような評価システムはこの国には存在しない。現実は、

その高校への合格の保障を得たいのなら、30秒で、この(1)、(2)の正確な答えを出しなさい。

となる。これが、現実になる。

 

30秒というのは、僕の表現になる。極端かも知れないが、学校に依っては、もっと短い秒数もありうるのだろう。

そもそも、科目ごとに試験時間が決まっているという事は、そういう事なのだから。

 

「…えっつ!?…だって、そういう社会でしょ!!!」

と思って、事に当たれるのは(高校入試に臨めるのは)、僕からすると、もう一つの才能になる。

引き続き、そのように、事に当たって欲しい。

 

『やらされるような問題』と描いたのは、以上のような意味になる。

ちなみに、30秒で出来なくても、全く気にする必要は無い。

参考までに、僕は、5分位掛けて、意識をまとめたのだから。

 

 

 

問題解説(その2)

 

5分位掛けてとめたもの。

(答え、並びに、考え方を確認したい人は参考にして下さい。)

 

問題(先の問題の続き)

 

さて…だけども、此処では、僕が「数学の問題」を出題している。先の設問に続いて、もう一つ以下の設問が在る。

 

(3)『三平方の定理』を使って、何が観えるのか…? あるいは、『三平方の定理』を用いて何が創れるのか…?

 

どれぐらい時間を掛けるかは、あなたが決めて下さい。

 

尚、僕なりの上記(3)の解答(回答!?)も、あるには、あるが、それを今回、僕が此処で明示することは有りません。

(機会が在ったら、そのときに、上記(3)の解答(回答!?)に相当する物を描くかもしれませんが)

 

あとがき!?

 

一緒になって、稽古をして来た、そして、今も一緒に稽古を続けている子達がいる。

ああ…柔道の稽古だけれど。彼らも、ちゃんと高校生に成った。

 

彼らが、まだ、中学生だった時に、数学の質問を、何度か受けた事がある。まあ…僕なりの解答(回答!?)をする。

その後に…

 

「数学も、入試のための必須科目かも知れないけれど…他の勉強もしないとな…」

「ちゃんと、英語とか、国語とか、…他の科目も勉強してますよ!」

「違う!違う!!」

「はっつ!?」

「我が国の強制必須科目です。」

「はっつ!!?」

「『忖度』、『公文書改ざん』、『答弁拒否』、…」

 

彼らは、皆、腹を抱えて笑っていた。一応、念のために、数十年後の未来のために釘をさす。

「念のために言っておくけど、本当に、他の勉強をするなよ!」

「やりませんよ!!!」

そう言って、また笑う。

 

子供達の方が健全なのだろうか…確かに、健全な精神を見届けてホッとはする。

大人のあなたへ、今回のお話の、もう一つの現実を述べた。

 

彼らのように、また、あなたのように、

僕は大人になれそうにないが…

takumaroは今日も往く!

 

『三平方の定理のお話』は…

コメント: 0

ページ概要

  1. このページは『Jimdo』によって作成されています。(さらに詳しくはページ左下の『概要』をクリックして下さい。)
  2. このページのコンテンツ(写真、文章、詩、書、ロゴ、等々)は全て、このページの著者、takumaroの、まさしく『思想または感情を創作的に表現したもの』つまり、列記とした『著作物』になります。どなた様も、私、著作者takumaroの著作権を侵害なさらないようお願い申し上げます。但し、ページの閲覧は自由です。
  3. Copyright (C) 2016 TAKUMARO’S FACTORY. All Rights Reserved.

メールアドレス:takumaro@factory-takumaro.com