麻痺…(その2)

大切な物は失われ…そして、その事に人は慣れて行く…

二礼、二拍手、間をたっぷりと取り、そして、一礼…

『何者か』と相対する時の作法である。

 

そして、

『間をたっぷりと取り…』

のときに、

 

『祓い給え、清め給え、守り給え、幸給え』

 

とこれを三回繰り返す。『何者か』にお願いする基本的な内容である。(『何者か』にお願いする内容は人それぞれである。)

ここ最近は、基本的なお願いしかしなくなった。(昔は、随分と『無茶な』お願いばかりをしていたような気がする。)

でも、たまに…(たまにではないかもしれないが…)

 

『何者か』と相対し…

「(おい!コラ!!ちゃんと、見て観ているのか!?)」

と、僕の機嫌の悪さをぶちまける事もある。

 

ただ、確かに其処へ行き、『何者か』と相対すると、確かに

祓われて、清められている、事を僕は個人的に実感している。

其処を散策し、物思いにふける。其処は、変わらぬ場所であり、また、変わらぬ景色がこれからも続く場所と僕は

思っていた。

 

よく考えれば、様変わりをした事が、かつて、一度あった。今回は、僕の経験では2回目になる。

 

1回目の様変わりをした時は、当時はかなりショックを受けた。その、様変わりをした景色に慣れるのに

僕は何年も掛かった。2度目の今度は…

 

景色が変わるときとは、どんな時なのだろうか…?

「時代の要請?」

あるいは、

「天災?」

あるいは、

「事故?」

変わらぬ場所というのは、もしかして、そもそも無い物なのか…

嫌が応にも景色は変わって行くという事なのか…

 

ある方向から、変わらぬ場所だと思っていた、変わらぬ景色だと思っていた、何かを見つめる。

 

 

人が決めた事に依って…

天災で…

事故で…

 

いずれにしても、大切な物は(象徴的な物)は、ある日、突然、失われる。そして、大切な物を失くした景色に慣れて行く…

その事実が自身で解った時に、改めて、また、ここ最近はいつものように僕は

 

『機嫌が悪くなる。』

 

あなた…こう思った?

「短気だね~」

そう思った、あなたに、

「良く言われます。最近、少し自覚するようになりました。」

 

少し、言い訳をすると…近頃は

『機嫌が悪くなる。』

ような出来事が多いですよね…だから、機会ある毎に、

『祓ってもらうために、清めるために…』

此処へ来ているのな…あるいは、

「(おい!コラ!!ちゃんと、見て観ているのか!?)」

と、僕の機嫌の悪さをぶちまけるためかな…

 

takumaroは今日も往く!

 

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