柔道教室2017.08.17

 タイトルの通りである。久々!?に柔道のお話になる。

県立武道館における、柔道教室の稽古は、2017.07.11~2017.07.14の4日間の暑中稽古があり、その次の稽古が

2017.08.01の月例稽古、そして、しばらくのお休みがあり、(このお休みは個人的に本当にありがたかった。)

昨日の2017.08.17の通常稽古から、また、今まで通りの稽古が始まった。

「今年の僕の夏休みは終わってしまった…」

そんな気分である。好きで柔道の稽古をしているのだが…やはり…たまにサボりたくなる。この辺りの意識は、

高校や大学の時と、全く変わっていない。僕自身は、今回の話の舞台の柔道教室と、また別の柔道クラブの2つに

在籍している関係上、結局は(今手帳で確認したら、)週1や週2では稽古をしていた。これから、再び…

週4とか週5の稽古の日々が始まる。

「今年の僕の夏休みは終わってしまった…」

とは、そういう事なのである。

 

去年の2月の怪我で、そして、去年の7月の右膝の怪我で、本当に立ち技の稽古が積めなかった。

怪我のトラウマと戦っているのが現在の状況だろうか…

まあ…僕の年齢もある。残念ながら

「怪我が完治する」

という事はない。微妙に変化した身体になる。その変化してしまった身体で、とにかく今保持しているもので

戦っていくしかない。柔道に限定された話でもないか…

 

微妙に変化した身体でも、取り敢えず『試合』が出来るのだけは先日確認した。

 

「(この話は2017.07.06の話で、舞台は『講道館月次試合』である。その話は改めて…)」

「(この話は改めて…というか…僕以外の誰かに依って僕が語ろうとした物語が語られる事も在るのかもしれない。)」

「(それは、それで、極めて腹が立つのだが…)」

「(全く、何と言うか…そういう何者かのために、この僕にとっての貴重な夏休みの内の4日間を奪われてしまった。)」

「(生きて往くと、本当に色々な事に出くわす。)」

「(最近は、本当にこのような独り言も増えて来た。話を本筋に戻すか…)」

 

何処かでも描いたと思うのだが、『試合』に出る事、その事自体も大変な事だ。

『気持ち(心)をつくり、技を練って、磨いて、身体を作り、身体で受けられるように、身体が動くように…する。』

「(『試合』の勝ち負けの前に『試合』に出る事が、そもそも大変な事だという事が上の一文で伝わればな…)」

「えっつ?あなたの場合はどれが1番大変なのか?」

僕の場合は、

『気持ち(心)をつくり…』

が1番大変かな…(詳しくは『一代八句往生記』(前々回のブログ)を見て観て下さい。)

さて…とにかく『試合』に一昨年のように出場するつもりなのだから、相応の稽古をやはり積まなければならない。

今年の6月位から、ようやく、少しずつ、少なくとも今の僕よりも強い人との乱取りが出来るまでに、やっと、

本当にやっとそこまで身体が戻って来た。『試合』に出ようとしているのだから、今の自分よりも、強い自分に成りたいのなら、やはり…と言うか…当たり前の話だが、今の自分よりも強い相手との稽古を積んで行くしかない。

「(話が、逸れてしまうかもしれないが…そもそも、『強い』とか『強く成る』という事が、

どういう事なのか良く解らないでいる。試合等々における『勝負』において、

『勝ち』を収める事が出来る…というのは、その一部分でしかないのは解るのだが…)」

まあ…底なしと言うか、世の中が広いというか…自分よりも強い人はたくさんいる。柔道に限定したとしてもである。

県立武道館のメンバーだと…

『ちゃらんぽらんYさん』、『ぬりかべYさん』、『角刈り三四郎Oさん』、『AKB48Yさん』、『極の方Eさん』、…

6月のある稽古の時(2017.06.27)に、『極の方Eさん』に…

(本当に…ようやく…ここに上げた人達なんかと稽古が出来るまでに身体は戻って来た。勿論、ここに

挙げたのが全てではない。例えば、

『ハンバーグ師匠Kさん』も此処に入る。キリが無いので本当にこのあたりで…)

「(にこにこしながら)寝技、お願いします!」

「え~!」

とか言いながらも、僕は『極の方Eさん』と寝技乱取りを3分やった。いや~本当に大変だった。

一本目は腕を折られるかと思った。応戦と言うか、防戦で精一杯だった。いや…あれは…取られていたのかな…

3分の寝技の乱取りが終わった後に

「たまには、こういう稽古もしなくちゃいけないんですよね…」

ため息交じりの独り言というか、何かを呟いたら、にこにこしながら『極の方Eさん』があっさりと…

「そりゃそうだよ!あの…私も、『道場対抗戦』がありますので、またよろしくお願いします!」

「え~!」

で、この日の寝技乱取りで、3分5本の1本目を『極の方Eさん』とやり、

その後、2本目、3本目、4本目と乱取りを終えて、

最後の5本目になった時に、僕は余ってしまった。と言うか…もう一人、余っている人がいた。

「(げ!…)」

で、結局、理屈の上では解っている。そう、自分よりも強い相手と稽古を積まなければ、自分が強くならない。

「お願いします!」

「大丈夫?」

「いや…行きます。稽古を積まなければ強くはならないので…」

「そう来なくっちゃ!」

結局、この日、『極の方Eさん』と2本目の寝技乱取りをした。こちらも、本当に防戦一方だった。まあ…

こちらの寝技乱取りは引き分けと言っていいのかな…乱取りが終わってから

「いや…本当に、良い稽古が出来たよ…」

「…そうなんですか?」

ちなみに、この日の稽古はこれで、僕の方は打ち止めに成ってしまった。立ち技の乱取りも、参加するには参加していたが

このレベルではない。また、このレベルになる人も(僕の稽古のレベルをここまで引き上げてしまう人の事)

良く考えれば限られている。

昨日の稽古(2017.08.17)で、『ぬりかべYさん』と4分の立ち技の乱取りを(僕の中の)2本目にした。

互いに、力まずに瞬間的な体捌きとスピードでを意識した乱取りになる。そういう乱取りになるのだが…

昨日は、先ず、右の内股で持って行かれた。足をすかしたり、技、そのものを受け止めたりする事も出来ていたのだが、

この日は完全に反応が遅れているのが自分でも解った。

「あ!」

と悔しさ交じりの声が出る。勿論、綺麗な一本である。この後、取られたものを取り返すために、タイミングをみて

左の巴投げに入ったが、こちらの技が観えているのだろう。入った瞬間に、身体の軸を右側に(僕から見た左側に)動かして

対応するのがはっきりと見えた。

「(さすがだよな…)」

で、仕切り直して、再び乱取りが始まって…

『ぬりかべYさん』の右からの巴投げで、もう既に僕自身の身体が宙に浮いているのが解った。

「(右腕から入る側転が出来るように成っていれば…)」

本当にそう感じた。途中まである空中感覚が、突然、バッタリと無くなる。多分…背中から落ちたのだと思うのだが、

本当に途中の感覚が全くなくなった。

「大丈夫ですか?」

心配になって、ぬりかべYさんが僕に聞いて来た。

「大丈夫です…」

とは応えたが、背中から落ちたらしい…と言う感覚しかなく、途中からの空中の感覚が本当に無くなっていた。

もっとも、空中の感覚が解っていたのだったら、多分…腹這で畳に落ちたのだと思う。いや…解らないか…

技が極められていて、どうにも逃げられない状態で畳へと背中を叩きつけられる事なんか、

これまでにも一杯して来たんだから…

その後、何とか1つでも取り返そうと、今度は右の巴投げにいったが、感覚と間合いが、全くつかめていない…

で、結局、その何秒後かに4分の時間が来てしまった。

「ありがとうございました。」

と言い礼を互いにしたが…4分の間に2本…余りにも悔しい…と言うか…通り越してイラついていた。でも…

「(良くないよな…こういう心の働き…)」

寝技はともかく、立ち技の稽古は他の人達に(自分よりも強い人達から)

かなりの後れを取っている。怪我で稽古が出来なかった…だからだけれど…それは、稽古を積んで追いつくしかない。

けれども…相手も稽古を積んでいる。そう簡単には追いつかないのだけれど…

4分の休憩の後に(直後の立ち技の乱取りは抜けた)

今度は、『AKB48Yさん』に立ち技の乱取りをお願いした。

先に注釈。何度か『AKB48Yさん』あるいは、『AKB48のYさん』として、このような僕のお話に何度か出て来ているが、

これは勿論、『アイドルグループのAKB48が大好きな、ここで言う大好きとはAKB48新聞を購入したり、CDを何百枚と購入したりという意味での大好きなという意味になるのだが、それだけ、アイドルグループのAKB48が大好きなYさん』という意味である。間違っても『アイドルグループのAKB48のメンバーのYさん』ではない。

本質的に、アイドルとは無縁の世界を描いているはずなのだが、こういうご時世である。

何処かしらで、関わりが出てしまうのはやむを得ない。僕だって、アイドルグループ『ハロプロ』が大好きなのだから。

念のため、バランスを取るために描いているのではない。

 

『AKB48Yさん』は、就職が決まっている。と言うか…正確には転職になるのか…その関係で、多分…

この柔道教室の稽古に参加するのも、後4回か5回になるのだろうか…

僕が、『AKB48Yさん』と立ち技の乱取りをすると、僕の立場では、本当に『試合』以上のパフォーマンスを要求される。

僕の立場では、『試合』以上である。実際にこれまでにして来た『試合』において、相手からの圧力やプレッシャーを

比較したときに、これほどまでの圧力を感じた試合は、1度だけ在った。だけである。

その1度とは、『講道館月次試合』に初出場した時の試合で、この時は、約…40秒ほどで、一本負けをした。

この時の、相手の選手は、僕が3人目で、4人目にも一本勝ちをして、4人抜きをしていた。

まあ、『AKB48Yさん』の怪力を超える相手と言うのは、早々には、僕の立場では、現れない。

オリンピックを目指すとか、全日本選手権を目指すとなると、全く話は変わるのだろうけれど…

しかし、月次試合でも4人抜きと言うのも、めったには出ない。現在までに、実際に

僕が見たことが在るのは、この4人抜きと、あと大学生の5人抜きの2回だけである。

 

で、まあ…『AKB48Yさん』との立ち技の乱取りは、僕にとっては

『本当に良い稽古』

になる。正しく『AKB48Yさん』は、

『僕の稽古のレベルをここまで引き上げてしまう人』

の1人である。

 

立ち技の乱取りそのものは、終始、組み手争いで、途中で、その組み手争いのさなかで、

『AKB48Yさん』の強引な右の低い背負いを僕が受けて躱すという展開が続いた。そして、最後の一発…

やはり、右の低い背負い投げが来て、僕が受ける格好になったのだが、立ち技の乱取りだったのだけれど、

その後の寝技の攻防を意識して、自分から回り、その勢いで『AKB48Yさん』を回して、自分が上のポジションを取る

事を試みたが…『AKB48Yさん』は、その展開に直ぐに反応をして、結局、僕は回し切って上のポジションを取れなかった。

素朴な疑問で…

「(審判が見ていたら、あの一連の動作で、『AKB48Yさん』の右の背負い投げが、「技あり」になるのだろうか…)」

今回の『AKB48Yさん』との立ち技の乱取りの最後は、こんな感じで、直後に4分を告げるブザーが聞こえた。

互いに礼をする。礼をしたが、こちらは、もうフラフラだった。結局、立ち技の乱取りを2本抜けて、

8分間休憩をした。

稽古の記憶をこうして記録にして再現すると(かなり…創作されている部分もあるのだが…)

恐ろしい記述が生まれたり、あるいは、それに応じたかつての稽古の記憶が蘇ったりもする。

技が極められていて、どうにも逃げられない状態で畳へと背中を叩きつけられる事なんか、

これまでにも一杯して来たんだから…

 これ…皆さん意味、解りますよね…まあ、これ以上は描きません。ちなみに、一番最初に始めて、

『極の方Eさん』と立ち技の乱取りをした時の、左の巴投げが、本当にそう言った(上記の)感じだった。

この時は、投げられた悔しさもさることながら

「(え~まだ、出て来るの…僕よりも強い人…)」

そういう意味でも凹まされた。

 …

昨日(2017.08.17)の稽古を振り返り

「(それなりに、立ち技も含めて稽古が出来るまでに身体が戻って来たのかな…)」

とは、改めて感じてはいる。厳密には身体が戻ったのではなく、微妙に変化した身体なのだが…

「(前のようなスタミナが戻っていないよな…)」

とも感じている。昨日は、寝技3分5本の内の4本を、立ち技は4分10本の内の6本をした。

これと比較すると、ある人の凄さが本当に良く解るのだが…

『ちゃらんぽらんYさん』は…この柔道教室のメインのメニューを

寝技3分5本を全て、立ち技は4分10本の全てを毎回の稽古で参加している。そして、その上で去年は『皆勤』している。

いや、これは、もう大夫前なのだけれど『千日行者Iさん』の指摘ににより僕は気付いた。

「千日行者Iさん…復帰は未だなのかな…」

今年は、千日行者Iさんが、4月頃から稽古中の右膝の怪我のためにその後の稽古を休んでいる。

本当に色々な事がある。そして確実に、また時間は過ぎて行く。

本当に小さい小柄な中学生の女の子(だった)のSさんも、

気が付けば、もう3年生。そして、身体もそれなりに大きくなった。

この2か月ぐらいの間に(6月の後半の稽古位から)、コツコツと『投の形』の稽古も稽古の合間や、稽古が終わった後で

僕の処に教わりに来たので一緒にやったりした。

 「今回は…どうなるのかな…?」

今度の日曜日、昇段審査会にてSさんは挑戦をする。このSさん以外にも、柔道教室の方からは、1,2、…多分4人か…

初段昇段に挑戦する事になるのだろう。

… 

「また、いつものように昇段審査会を見に行くんだろう?」

唐突に『あいつ』が現れる。

「ああ…多分…見に行く…」

珍しく『あいつ』が僕に対していい事を言った。

「毎回、昇段審査会に現れるお前の姿も、それはそれで『変わらない景色の一つ』に成ろうとしているんじゃないのかな?」

「(巧い事を言うよな…)」

感心して笑みを『あいつ』に返す。『あいつ』はそれを見て指をパチンと鳴らした。

「エイ!!!」

の気合の声と共に、『小人君』のミドルキックが僕の腰に炸裂した。

「痛ったたたた…」

やはり、昨日の稽古が身体に大夫効いているようだ。

ちなみに、この数行に描かれた景色も、確かに『変わらない景色の一つ』になる。

さて…どこまで、たくさんの

『変わらない景色』

を魅せる事が出来るのか…往ける処まで、僕は往こうと思う。

 

takumaroは今日も往く!

 

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