誰が決めた?その数字!

 先に…今日の僕は機嫌が悪いわけではありません。一応、先に記しておきます。

 

 この世の中には、あるいは、この社会には様々な規制が引かれている。それらは、具体的な数字で示されていたりもする。

しかし、たまに、僕の『何か』に触れる物が幾つかある。

 

 現在、僕は朝刊の新聞配達をして、この社会からの生存権を獲ている。(注:生活権ではない。生存権である。)

「年収はいくらか?って」

具体的な数字はここではださないが、まあ、世の中の仕組みの中で出現する数字(数値)の一つではあるように感じている。

知りたい人は、想像で辿り着いて下さい。数字が(社会の)仕組みの中で現れる場合もあるが…

 

「さすがに、今日は勝負できませんでしたね!」

「いや…今日は勝負は無理でしょ!」

僕は、今、朝刊の配達の仕事をしている。ここで言う『勝負』とは、

天気で、雨が降るか、降らないのか…そういう微妙な天候の時に、

新聞を機械を通してビニールで1部ずつパックをして配達に行くか…あるいは…という『勝負』の事である。

ちなみに、この会話をした日は、『勝負』はせず、新聞は全てビニールでパックをして配達をした。また、しっかりと!?

配達の途中から雨も降りだして来ていた。今、仕事が終わって、この変人奇人の数少ない理解者であるKさんに話を掛けた

ところであった。ちょうど、タイミング良くKさんも配達が終わった処だった。

「でも、『勝負』というよりも今日は確実に雨が降るような感じでしたもんね!」

「へえ~そんなものかな…解るの?」

「いや、解るというか…なんというか空気が違うというか、今日は『雨の匂い』しませんでした?」

Kさんは、この奇人変人の事を先生と呼ぶ数少ない紳士でもある。

「ハハハ…先生は、やっぱり五感も鋭いんだな!!!」

「五感…ですか…」

ようやく、今回の本題のテーマの数値の一つが出て来た。五感とは、人間が外界の刺激を感じる事の出来る5種類の感覚の事をさす。具体的には、見る(視覚)、聞く(聴覚)、嗅ぐ(嗅覚)、味わう(味覚)、触れる(触覚)となる。

まあ、人間の能力を意味するのだが…

「(この、ご時世、五感だけで、生きて往けるのか…)」

という僕自身が感じている現実とリンクする。

「(一体、どれだけの能力を要求されるのか…)」

少し間が空いたようだ。Kさんが、僕の顔を覗き込んでいた。

「先生?どうかしたの?」

今度は、思ったことを声に出す。

「いや~よく世間で五感とか言いますけれど、全然、五感だけじゃ足りないですよ。一体、今の世の中、どれだけの

感覚と能力を要求するのか…僕なんか全部で17感位あるんじゃないですか…少なくとも五感だけでは、僕は生きて往けないですね…まあ、もっとも、17感もあるのに、『空気を読む』という感覚は無いんですけれど…」

Kさんは、大爆笑をしていた。そして

「ハハハ…相変わらずだな…」

「いや…他にも、勝手な制限が掛かっているものってありません?例えば…」

 

僕には、妹がいて、その妹が今、『故事成語』や『諺(ことわざ)』にハマっている。覚えた物を、僕に嫌味を込めて

ぶつけて来る。例えば

「短気は損気!」

黙って聞き流す事が出来れば良いのだが、大抵、何かしらの反応をしてしまう。

「俺の『短気』は『血』だ!」

僕のおふくろは物凄い短気だった。先日、妹は、こんな言葉を僕にぶつけて来た。

「男には7人の敵がいる。」

先の五感もそうだし、このときの7人もそうだが、もともとの職業病なのか、物凄く数字に反応をしてしまう事がある。

目の前の現象に反応をしてしまう事がある。そして、僕の中の現実と化学反応を引き起こしてしまう。先のと同じように。

「馬鹿野郎!誰が勝手に決めたんだ!!7人で足りるわけないだろう!!!」

妹は大爆笑をしていた。かなり、大きい声で怒鳴ってしまった。怒鳴ってしまってから、少し反省も

込めて、自分なりの解釈を与えてみようと一人で呟いてみる。本気で言葉の意味を自分なりに考えてみた。

「『男には7人の敵がいる。』…様々な人間関係の中で、自分が『大嫌い』な人間はせめて7人までに抑えなさい!そういう意味なのか…だとすると、『7人で足りるか!!!』と怒鳴っている僕の性格に問題が在るのか?」

僕の独り言を聞いて、妹はさらに大爆笑をしていた。妹と僕のやり取りを黙って聞いていた親父殿が

「性格に問題が在ると気付いたのならば取り敢えず良し…か…」

ニコリともせずに呟いていた。

「まあ…性格に問題があるのは否定はしませんが…でも、やっぱり7人じゃ足りないですよね…」

Kさんは、笑いながら

「良い親父さんじゃん!」

とあの親父を褒めていた。考えれば、他にも色々な数字が出て来る。多分…その代表格は108つ…

「大晦日の時の鐘の音…あれも、僕には全然足りませんね…」

「先生…取り敢えず、今日はその辺りで…また、今度、ゆっくり聞くから!」

ふと我に返り、僕にとって数少ない尊敬の出来るKさんに一言

「スイマセン!」

膨大な積み上げられた時間…人類の歴史の中で、様々な『岩盤規制』が在る。その一方で、

今日は、1人1人に物凄い高い能力を要求していたりする。こういう『岩盤規制』こそ破壊して頂きたい。

「…108つ…全然足りません!」

規制を更に緩和するのか…それとも、さらに追加して鐘を突くのかは、時の『権力者たち』に任せる事にしよう。

「えっつ?『お前が変れ!』って?」

「え~と、え~と…(少し考えてみた)…無理です!実は、治る事のない不治の病に掛かっているんです。」

最後にも、改めて…

今日の僕は機嫌が悪いわけではありません。

 

takumaroは今日も往く!

 

ページ概要

  1. このページは『Jimdo』によって作成されています。(さらに詳しくはページ左下の『概要』をクリックして下さい。)
  2. このページのコンテンツ(写真、文章、詩、書、ロゴ、等々)は全て、このページの著者、takumaroの、まさしく『思想または感情を創作的に表現したもの』つまり、れっきとした『著作物』になります。どなた様も、私、著作者takumaroの著作権を侵害なさらないようお願い申し上げます。
  3. Copyright (C) 2016 TAKUMARO’S FACTORY. All Rights Reserved.

メールアドレス:takumaro@factory-takumaro.com